2015/04/21 19:41







古い額を小松市の古道「六可」(ろっか)で見つけました。今、額をどうしようかと意識が額に向いています。リメイクした白いフレームをサロンドフルールの展示に使おうとしています。

今年の夏、東京青山の画廊「サロンドフルール」でヒーリングアートのグループ展に参加することになりました。〈2015年8月25日(火)~8月30日(日)〉 展覧会自体とても久々なので、月並みな言い方ですが、期待と夢が広がっています。なぜか白い額を使おうと思い立ち、古い額をリメイクしてひたすら白くしています。幾つかの額を用意することになるのですが、現在4点の額を製作中、中に入れる絵は神秘ヒーリングアートのこれまで制作してきた絵です。絵自体を変えるのではなく、額で遊んでみようと考えています。白のマットになるアクリルガッシュを何度も塗ってみて、それほど白くはならないものだなと改めて確認した後、石膏がいいだろうと使ってみると、やはり白さが強力です。光沢のある白ではなくマットな白にしたくて石膏の付け方を工夫しています。

1991年に最初の個展でオブジェの展示をした時、白い文字盤の時計を作って置いたことがあります。普通の丸い文字盤の時計を買ってきて文字盤を白くしました。文字を消し去って針だけが生きています。文字盤をもっと白く、もっとデコレーションしようと石膏を溶かしケーキのような質感の文字盤の時計にしましたが、その時の表面のマチエールが面白かった記憶が強く残っていたこともあり、当時の再現ではありませんが、白い額としてつくってみることにしたのです。



最初の個展で展示した時計のオブジェ








額の写真はどれも同じ額を使用して、背景を変えています。
サロンドフルールへはまだ訪問したことはないので写真で想像するのみです。4人の集まるグループ展です。かつてほど一日中制作に時間をかけることもできないのですが、毎日少しずつ何か展覧会のために行動すると決めて実行中です。ここ数日は、額を探し手に入れること、額を白くすること、他人の展示を見る時には額に意識して観察すること、額自体のイメージをもっと膨らませることができないだろうかなどに力を入れています。どのような額になっていくのかが自分でも楽しみです。



○南青山の貸し画廊 サロンドフルール
http://gallery-sunlight.jp/









追記:2015年5月6日/
上記掲載写真の額とは違いますが、別の白くした額を使用してみるとどうなるのかシュミレーション合成してみました。




追記:2015年5月8日/
虹龍の絵をシュミレーションしてみました。実際にこの額でいくかどうかは未定です。シュミレーションしてみると虹龍のバックのほとんど黒い色と額の白との境界が極端かなとも思いました。額の内側に金のラインを入れてみるのもいいかもしれません。額を使うというのは奥深いものがあるとつくづく感じます。